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日立造船(株)製、新開発舶用電子制御エンジンについて

分類: 舶用工業
Euro Maritime Info at a glance
1888
27/04/2006

日立造船株式会社(Hitz)は、3月7日、ユニバーサル造船株式会社向けに新開発の船舶用電子制御型ディーゼルエンジン、Hitachi MAN B&W 7S65ME-C型エンジンを完成したことを発表した。

本エンジンは、ユニバーサル造船 津事業所(三重県津市)で建「中のダイナコム社(ギリシア)向けアイスクラス スエズマックスタンカー3隻に搭載予定である。

本製品の特長は、最新型エンジンとして電子制御エンジン(MEエンジン)仕様で開発し、フレキシブルな運転制御と低NOx・低スモーク排出を実現したこととしているが、本製品を共同開発したコペンハーゲン拠点のMAN B&W Diesel社の3月11日及び3月29日のプレスリリース等によれば、本製品の制御システムには実に多くの革新的なデザインが集約されているとしている。

例えば、シリンダーコンディションについてみると、「OROS型燃焼室ケーシング」の採用により、燃焼用空気を燃料ノズルに集中させるとともに、燃料ノズルとピストンの距離を増大させ、さらに、耐熱鋼の「ボア冷却式ピストン」を導入し、シリンダの熱負荷を100℃下げながら、シリンダカバーと排気弁の熱負荷の変化を防いでいる。
「ハイトップランド」と「ピストンクリーニングリング」の導入により、ピストントップランドへの潤滑油沈着物の集積を防ぎ、シリンダライナーの磨耗による被害を受けにくくしている。
また、「ハイトップランドピストン」は、シリンダライニングとのあわせ面 を小さくしてシリンダライニングの熱負荷を下げ、潤滑性を良くする。
「アルミニウム被覆リング」の導入により、最初の調整時間の1000〜2000時間は薄いアルミニウムの層が摩耗するので、ならし運転時間とその間の潤滑油使用量が低減される。

このほか、リング溝の底のクロムめっき厚さの増加、ピストンロッド根元の潤滑油吹き出し口の防錆軸受けの導入などこれまで同社の2ストロークエンジン用に開発された改良技術が随所に施されている。

MAN B&W Diesel社によれば、7S65ME-C型エンジンは、近年需要が増加しているスエズマックスタンカー、ケープサイズバルクキャリア等の主機関として最適な出力(14,350〜22,960kW)を振動低減に有利な7シリンダーエンジンで実現していることから、現在多くのバルクキャリアの標準仕様として普及している6S70MC型 及び 6S70MC-C/ME-C型エンジンの代替として理想的なエンジンであるとしている。

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